らくメンタルの教科書

「ガラスめんたる」から「らく(楽)めんたる」へ。実体験を中心にまとめています。

トラウマのトラップ

 
「私は、自己否定をするライフスタイルを選んでいる」
「私は、人と接するのが苦手という自分を選んでいる」
 

こんばんは。ZiHiKiShaです。

今日はどんな一日でしたか?

どんな良いことがありましたか?

 

冒頭の2行の自分の選択は、

自分について、ひょっとしたこういうことかな?

と感じたことを書いてみました。

 

 

アドラー心理学では「目的」に着目をしているそうです。

 

悩むのも、苦しむのも、トラウマも、

「ひとは何かの目的を果たすため」

にそれを使っているんだよ。

 

ということだそうです。

 

悩んでいる人は悩みたくて悩んでいる。

なぜなら、

それでその人の何かしらの目的を果たせるから。

 

苦しむのもトラウマに苛まれ続けるのも、

実は全てなにかしら別の目的を達成するため。

 

だそうです。

どうしてなんでしょう。

 

原因も大事かもしれませんが、

たしかに原因だけ教えてもらっても、

「じゃどうすればいいの?」

ということにもなるかもしれません。

 

いやでも、

「原因を除去すれば、その悩みのもとがなくなるんじゃない?」

 

それも一理あるように感じます。

 

ある手法では過去にさかのぼって原因を除去するということをします。

そうすればその問題を抱える以前のもとの自分に戻れる。

 

つまり本来の問題のない自分に戻れる。

 

というわけです。

 

確かにな〜と思います。

 

原因を除去することが出来るのであれば、

その問題を抱えない自分になるかもしれません。

 

しかしちょっとまてよとも思いました。

そうしたらいままでの生き方が全部消え去ってしまうの?

なにを頼りに生きていけばいいの?

問題があったときの生き方以外の生き方しらないんだけど。

 

ということも起こりそう。

 

そこで思うのは、

たしかに「目的」って大事だなということです。

 

「何のためにその考え方をもっているのか」

「何のためにあなたはその状況に生きているのか」

 

なんのためにトラウマをもっていたのか、

なんのために人嫌いでいたのか。

 

実際に人から騙されるのが嫌であり、

自分に自身がない。

だから人嫌いでいるということもあります。

 

人嫌いであれば人に心を開く必要はなくなります。

すると常に人間関係にブロックを作ることができます。

 

仲良くなったような感じになっても、

いつも自分の心は一歩ひいている。

そういう状態を保つことができます。

 

客観的にみれば寂しい感じがします。

決して人に心を許さない。

つながることはない。

そういう生き方です。

 

でもその人にとっては、

「騙されないで生きていくことが出来る」

「人から搾取されないでいきていくことができる」

 

という目的を果たしているわけです。

 

だからその目的を無意識に持ち続けていたり、

その目的はとても重要なもの、

と感じている間は、「人嫌い」でいる自分のほうが正しいのです。

 

 

もういちど確認します。

 

人はなにか自分の果たしたい目的があり、

その目的を実現するために、

 

 

有名になったり、

社長になったり、

お金持ちになったりします。

 

または、

 

人嫌いになったり、

引きこもりになったり、

怒りっぽくなったりします。

 

または現実的な状態でいれば、

 

人といつも険悪な感じになったり、

いつもお金に困っていたり、

健康状態が悪かったりします。

 

 

全て「何かしら自分にとっての目的」を果たすため。

ということです。

 

 

ということは、

もしあなあが何か問題を抱えていたり、

トラウマを抱えていたり、

そのせいで何かを実現できていなかっとしたら。

 

 

  その実現できていない状況を

  あなたは作りたくてそうしている

 

 

という恐ろしい真実にたどり着くわけです。

 

 

お金に困っている人。

=お金に困っている状態を作るために、

収入の少ない仕事、安定しない仕事、

などを選んでいたり、

お金の管理から目を背けてきた、

無駄遣いをしてきた、のかもしれません。

 

人間関係に問題を抱えている人

=人間関係に問題をかかえた状態を作ることが目的。

そのために、

人をみくだしたり、

すぐに文句を言いたくなったり、

暴力的になったり、

しているのかもしれません。

 

実際よくある話で聞いたことがある一つの例として、

 

DVをしてくる彼氏と付き合っていた女性は、

またDVをする彼氏を引き寄せてしまう。

場合によってはそのことに喜びすら感じて、

私が頑張らなくては、と危険をみずから背負う方もいらっしゃいます。

 

その方にとっての目的はなんでしょう。

 

ある程度想像はつくようにも感じます。

 

冒頭の、

「私は、自己否定をするライフスタイルを選んでいる」
「私は、人と接するのが苦手という自分を選んでいる」
 
という私の場合ひょっとしたら、
こういう選択をしていたのかな?
 
という2つ。
 
自己否定する目的は?
人付き合いに苦手意識を感じる目的は?
 
 
さて何でしょうか。
 
 
おそらく両方とも、
「これ以上、人から嫌われたくない」
「人前で失敗したくない」
といったところかもしれません。
 
 
実際に、
そういう風に感じるきっかけになったかもしれない経験というのも、
おぼろげながら覚えています。
かなり幼少期です。
 
 
原因であり、目的ですね。
 
 
でもとても大切だと思うこと。
 
それは、
「自分で選んでいる」
ということではないでしょうか。
 
 
「自分で選んでいる」
 
のであれば他を選ぶことも可能ですよね。
さらには、
生まれつきというわけではなかったかもしれない、
ということでもありますよね。
 
つまりコントロールしていけるかもしれない。
 
よかった。
 
 
ZiHiKiSha〜