らくメンタルの教科書

「ガラスめんたる」から「らく(楽)めんたる」へ。実体験を中心にまとめています。

寅さん!

Mark Ronson - Uptown Funk (Live on SNL) ft. Bruno Mars 

UptownFunkが格好いい!

と焼酎のみながら書いてます。

 

いま時間は夜の1時55分

 

尾崎豊も格好いいね。

15の夜。

 

とりあえず盗んだバイクの時点でアウト(笑)

それで走り出したらまたアウト。

15歳だから無免だし。

 

は、さておき

 

何を書こうか15の夜がかかってきて忘れてしまいました。

 

 

ほんとにこのブログは自分の日記なので、

誰も見ないだろうな〜の前提。

これも独り言みたいなもんだけど、

あとで何か役に立てばと書いています。

 

 

たまたまここに来た方はすみません

でも結構いいことは書いてると思います。

 

 

いま45歳。

そこそこの経験はしてきたつもり。

 

 

両親はサラリーマン。

家系に事業家は見当たらず。

 

 

そのなかでなんとなく異端児的な道を歩んできたのかどうかわからないけど、こんな夜更けにブログを書いてみて思うのは、「普通」もいいのかも。

 

 

でも日本人って実は普通じゃないことに憧れてるよね。

そうじゃない!って言いそうな人でも。

 

 

だって寅さん知ってる?

 

 

きょう人生ではじめての寅さん映画視聴記念日なんだよね。

 

 

見てて思った。

 

 

この人ビンボー。

そこそこ年取ってる設定だけど独身。

でもって恋愛は上手じゃない。

すぐケンカする。

身内がよくしてくれるけど、本人はなにも持ってない。

(トランクケースのなかの下着くらい)

どうやって食べているか?路上でのたたき売り。

短気で将来設計はできない。

着の身着のままというけど毎日おなじ服。

たぶん職につこうとしても無理。

継続して勉強できないから職人や自営業も無理。

 

 

はっきり言って今の社会でいえば、

生産性のない人だよね、

エンターテイメントの世界から抜け出しちゃったら。

 

 

 

いい点は人懐っこいってとこ。

(実際はこれだけでうまくいくという設定じゃない。)

家族が優しい。

(その家族も余裕があればこそ。戦後からの右肩上がりの時代だったからよかったけど。。)

 

 

ということで、

もし、

いま寅さんを現実社会にだしたら、

どうしようもない人の典型なんだよね。

 

 

寅さんファンにはおこられるかもしれないけど、

映画でのエンターテイメント的な側面を全部無視した場合の話です。

 

 

 

でもエンターテイメントの部分を全部除外して、

現実的部分だけを抜き出すとさっき書いた感じ。

 

 

 

これに日本人は毎年心踊らさてたんでしょ?

 

 

 

僕はちょっとぞっとしています。

人間模様はいい。

助け合いもいい。

でも当の本人、それで本当にいいの?

家族養えないよ。

仕事は路上のたたき売りだけ?

住むとこもないよ。

いま僕たちの暮らす街で寅さんふらふらしてると想像してごらん。

やばいよまじで。

 

 

でもその寅さんはスターだったんだよね。

何十年も。

 

 

サザエさんもそうかなー。

 

 

日本の社会を支えてきたかのようなくらいの映画やドラマ。

みんな主人公はビンボー。天涯孤独。みたいな。

 

 

それが売れるってのが現実で、

それが売れてて喜ばれるってことはみんなの心に入っていっているわけで、それが現実化していくわけだから。

 

 

アメリカのヒーローはお金持ちとか、特別な人が多いよね。

バッドマンもアイアンマンも超富豪。

基本お金持ちか、どこかしらの特別な血を引いた成功者。

僕がしっているなかではスパイダーマンくらいかな?普通の人って設定は。

でも特別な能力を持つんだけどね。

 

 

 

とにかく初トラさんでの感想。

 

 

この映画で表現されている社会はまずくない?って思った。

こわって思った。

 

 

だって、

子供はほぼ登場しない。

おっさんおばさんばかり。

みんなお金がなくても幸せ、という前提。

実際お金はない。お金に対する苦労話は出る。

なんなら主人公は家もなければ、家族もいない(自分の奥さんや子供)。

自由に飛び回ってるけど、だから何をしてるのかわからない、という得体のしれない自由。責任感とは乖離。

いい人でいれば報われるよ。

 

そんな社会にに実際に日本は猛突進している感じだよね。

 

ってとこでしょうか。

別に寅さん映画が嫌いとかじゃないですよ。

僕はこの映画で描かれているきれいな部分や人間模様とかものすごく感動していますからね。

寅さんのギャグや口上なんかもすごくためになるし、面白い。

 

 

寅さんではなく映画の背景を冷静に見ると、っていうだけです。

 

 

怒られるかな〜。

 

 

エンターテイメントとしては本当に楽しいです。

しつこいくらい言っておきます。

本当に映画としては楽しいし、

他のシリーズもこれから見ますので。

 

 

 

なんでこの話をしたかというと、

劣等感の話に少し触れるから。

 

 

 

実は寅さんも劣等感で出来上がってるんだよね。

という面が明らかになっているところがあった。

 

 

ある出来事があって、

そこに目を背けるように旅にでようとする。

そう、逃避。

 

かんぜんに逃避のシーンでした。

 

 

なぜ逃避するの?

自分に自信がないからだよね。

 

 

自信があればどんどん立ち向かっていく。

 

 

 

映画では気遣いで身を引くてきなニュアンスもあったけど、

それはそれでまた危険だよね。

 

 

 

人が幸せになる(かどうか分かってるわけじゃないけど)、

自分は身を引く。

 

 

とうい自己犠牲。

 

 

自己犠牲は美しいってことを表現しているけど、

全員自己犠牲してたら全員不幸、幸せな人がゼロです。

 

 

 

それを映画では表現しているのかな〜。

 

 

親も似たようなこと言ってたな〜。

自己犠牲が正しい的なこと。

 

 

苦しいね。

 

 

だれも自己犠牲なんてしなくていいのに。

 

 

自分を大切にする。

仏教の教えでもちゃんとこれは言われています。

 

儒教でも。

(僕の解釈ではですが)

 

 

「あなたは来世のためにいまは不幸だけど我慢しなさいね」

 

 

なんて嫌です(笑)

 

 

ZiHiKiSha