らくメンタルの教科書

「ガラスめんたる」から「らく(楽)めんたる」へ。実体験を中心にまとめています。

人付き合いに苦手意識がありました

私は人付き合いが得意でした。昔は。

でもいつの間にか苦手になりました。

(今は得意とか苦手とかではなくなりましたが)

 

 

みなさんは得意ですか?苦手ですか?

苦手だけど得意なように振る舞っていますか?

 

 

中学生までは人付き合いはかなり得意でした。

 

なぜか自分のクラスだけではなく、

他のクラスにもよく遊びいっていました。

(8クラスくらいありました)

 

高校では少し雰囲気変わって、

「こいつとは仲良くしよう」

「こいつらとは仲良くしなくていい」

と自分のなかの基準が明確で、

自分と合わない生徒は別にどうでもいい。

だから、何のストレスもありませんでした。

 

 

大学でもそうでした。

自分の気の合う人間とは幅広く接していました。

同期だけではなく先輩の中にもよく混じっていましたし、

ある意味中心人物的な状態でした。

2,000人ちかい団体を動かす中核にいました。

 

社会にでて最初に努めた会社でも同じ感じ。

自部門を超えて他部門にも沢山友達がいました。

他部門の懇親会とかお疲れ会に一人別部門から交じる、

なんてこともよくありました。

(そんな付き合い方している人はあまりいませんでした)

 

 

転職してどろどろの超ブラックな営業会社でも似た感じでした。

 

 

人との接し方が変わったのは、

34歳あたりからかもしれません。

 

 

この時期は、あるコンサルティング会社にいた頃です。

主に上場企業の人材育成戦略に関わるコンサルティングを担っていました。

 

 

そこでの教えとして、

自らが自己変革を起こすこと。

それなくして人の変革を起こすことは出来ない。

 

ものすごく少ない言葉でまとめるとこんな感じです。

 

 

企業向けのコンサルティングを行う会社としては、

日本では草分け的存在であり、

実績も群を抜く会社の一つです。

 

 

いまでも上場企業の多くの社員の育成を担っています。

ということは大きく言えば、

日本の経済をささえる主要企業の人材育成を支えている。

戦後まもなくから。

その土台づくりを担っている。

ということにもつながるかもしれません。かなり大きく言うとですが。

 

 

いま振り返ると(その会社のせいとかではないです)

そのころから私のなかで強気な部分が削られ、

「いい人」

になった気がします。

 

 

「いい人」といっても世間でいういい人ではなく、

自分が「いい人」を演じることで状況を良くしていく。

そういう意味での「いい人」です。

 

 

それ以前は、

(わかりやすい事例でいえば)

直属の上司をいくらでも敵にまわせていました。

自分の思いを大事にするためにであれば。

 

 

そして実績も出していました。

上司役の方々の想像を遥かに超える実績をだしてきました。

 

 

自慢とかではなく、

「自分の主張をはっきりと表現出する」

という意味で実績にこだわることが出来ていた。

 

そういうことだったと思います。

 

 

ところがある時期から、

実績をだすよりも周りへの印象を気にするようになった気がします。

 

 

それがコンサルティング会社に入った頃かな?

と思います。

 

 

その頃はプライベートでだいぶディーブな事件も起き、

かなり滅入っていた時期でもあります。

 

 

そのなかで、

すごく真面目な方々のいる環境で仕事をさせて頂き、

「自分も真面目になろう」

と思いながら仕事をしていました。

 

 

そしてそのころ表面化したのが、

 

「自分はろくでもない人間なので、頑張ってまともになります」

 

といった思考です。

 

 

実際にそのようなことを年初挨拶で、

決意表明的に先輩社員の前で言い放ったことを覚えています。

 

 

今思えば結構な痛い挨拶です。

 

「今年はまっとな人間になります」

 

なんて言ったんですから。

 

 

ひどいですね。自己否定のほどがよくわかります。

その頃から自己否定が表面化しました。

 

言い換えると、

「自己否定の癖があるため自分に自信を持てない」

をカバーするために虚勢を張っていたのに、

その虚勢すら張ることができなくなっていった。

 

 

そして、

自己否定の傾向がどんどん強化されていった。

 

 

そんな時期でした。

 

 

そしてその5年ほど後。

 

 

そんな生き方が嫌になる時期が訪れ、

新しい門を叩くよになりました。

 

 

それが自己啓発系のセミナーにいってみようかな?

といったものです。

 

 

そこで自分を癒やすことができました。

 

 

深く心理学、発達理論、行動科学などに興味をもち勉強しました。

また、

様々な手法や理論、研究結果などを勉強し実践してみました。

 

 

ところが、

「果たしてどれくらい自分は変われたんだろう?」

 

 

とう疑問がずっとありました。

 

 

転職自体では変わったとは思えませんでした。

(5回ほど転職しました)

 

 

心理学等を学んで試してみてもあまり変化を感じませんでした。

 

 

本を読んでも動画を見てもセミナーを受けても、

いま思えば表面的に欲求が満たされただけででした。

 

 

実績もだしてきましたが、

自分自身が想定していたような変化はうみだせていませんでした。

 

 

自己啓発関連、

ビジネス関連、

投資関連、

政治関連、

と様々な分野でリーダーとして活躍されていらっしゃる方々からも教わったりもしました。

 

その全てがいま思えば「受け取れていなかった〜」と思っています。

 

 

特に人付き合いに関しては、

良くなっているようで実は望ましくない方に進んでいたようにも思います。

だからこそ学べたことが大きいとも言えますが。

 

 

この学びについて2つ大事だと思うことがあります。

 

1つ目は、

ある程度苦労しながら年を重ねたことで気づけるようになるのかもしれない。

 

ということです。

ある程度の経験、年齢というものが影響しているように思います。

 

 

2つ目は、

完全に教科書や机上では得られないものがある。

とういこと。

 

 

頭ではわかっているんです。

「幸せな気持ちで過ごそう」

なんてのは。

 

でも難しいですよね。

色んなことが起きるし、イラッとさせてくれる人もどうしても出会ってしまう。

それが飲み屋の店員さんかもしれないしコンビニかもしれない。

どこで出会うかわかりません。

 

「周りの人がまともだったら自分は大丈夫」

と思っていい環境を探し続けていた時期もありました。

 

でも完全に他者依存。

 

「周りがどうであれ、楽しませよう!」

 

とそれを基準に一日中接し続けることが、

以前は頭ではわかったつもりだけど、

いざとなると全部忘れてしまう。

 

そんなことを繰り返していました。

 

 

ところがある時期から突然、

いつでもどこでも誰かと接する時にそれができました。

 

 

「人付き合いが苦手」とうい感覚自体が薄れました。

(ないかもしれません)

 

 

いまでは「人付き合いが苦手」とか「得意」とかという発想自体が違うものになった気がします。

 

 

ZiHiKiSha〜