らくメンタルの教科書

「ガラスめんたる」から「らく(楽)めんたる」へ。実体験を中心にまとめています。

普段の生活習慣で集中力を高める道元禅師さんの教えを試した結果

曹洞宗のお寺では一瞬一瞬をとても大切にするそうです。

 

朝起きてから坐禅にはいるまでの全て、

またその後、よる就寝するまでのあらゆる行動に意識を向けます。

 

たとえば、

 

朝の歯磨き。

 

みなさんはどんな順番でどこにどれくらいの時間をかけていますか?

 

またその時に使う水の量はどれくらいですか?

 

 

寺に入るとその全てに「こうしなさいよ」

というものがあるそうです。

 

 

水をどれくらい汲むか。

(無駄をださないためにも)

 

どういう順番で(現代は歯ブラシで)歯を磨くのか。

どれくらいの時間をかけていくのか。

 

口を濯ぐ時はどうすべきか。

(周りに水滴が飛ばないようにするなど)

 

 

その全て、一つ一つ、に意識を向けます。

それ自体が修行になるそうです。

 

 

マインドフルネスにも通じると思います。

またそれ自体が既に瞑想でもあると思います。

 

 

歯磨きだけではなく、

その時に合わせて顔を洗い、汚れを落とすなど。

全てに作法がありその順番に一つ一つ行っていきます。

 

 

掃除をするときも、

どのような順番でどのように行動するか。

 

 

全て目の前のことに集中して行います。

 

 

でも実際には、

 

 

そこで修行されている方もそうだと思いますが、

目の前のことに集中しようと思っても、

いつの間にか頭の中では別のことを考えている。

 

 

そういうことが起きます。

 

 

全く考えなくなるということは、

脳科学的にもいろいろ実験されていますが、

ほぼありえません。

 

 

必ずといっていいほど頭のなかに何かがよぎります。

 

 

ふと仕事のことを思い出したり。

あの時、あの人となんであんなやり取りになったんだろう。

そういえば今日予定していたあれ、準備できてたっけな。

 

 

などなど。

 

 

場合によっては、

知らずしらず鏡を見ながら「俺っていけてるな〜」と考えたり、

エッチなことを考えてムラっとしたり。

 

 

人であればそれが普通であり、

強制的になくすなんてのは難しいです。

 

 

もちろんなくさなくちゃいけないわけでもないでしょうし。

 

 

ただ、

そうやって知らずしらず集中出来ていない。

 

 

ということは起きています。

 

 

集中できていればもっといいアイデアが出たかもしれない。

もっと効率的に終わらすことが出来たかもしれない。

もっと高い確率でなにかしら成功させることができたかもしれない。

 

 

どなたの言葉か思い出せないのですが、

 

 

今の時代、一番の財産は「集中力だ」

 

 

といったことをおっしゃていました。

 

 

たしかにそうだと思います。

 

 

スポーツ選手がすごい技を繰り出した時、

よく聞くのが、

 

「あの時はどう体が動いたのか。よく覚えていないんです」

 

 

といったインタビューに対する答え。

 

 

いわゆるフロー状態やゾーンに入った状態、

なんでしょうね。

 

 

そのフロー状態は言い方を変えれば、

その場にとてつもなく集中している状態です。

 

 

脳や身体の全ての反応がその一瞬に向けられる。

 

 

頭で理屈で考えるとその分反応が遅くなります。

 

 

しかしフロー状態の場合は、

無意識で全部が繋がり勝手に身体が動く状態。

 

 

格闘技の選手もきっとそうでしょうね。

 

 

とんでもなく早いスピードで相手のパンチを交わす。

 

 

プロボクサーですから、

常人からしたらとんでもなく早いパンチです。

 

 

おそらくテレビでタイトルマッチに出るような方々のパンチは、

その中でも郡を抜いて早いはずです。

 

 

でもチャンピオンはそれをどんどん交わしていきます。

 

 

最高のパフォーマンスを発揮した時、

だいたいフロー状態に入っている。

 

 

そういうことが多いようです。

 

 

最近のビジネス界であれば、

イーロン・マスクさんや、

スティーブ・ジョブズさん、

マーク・ザッカーバーグさん。

アメリカの方々ばかりですね。。)

 

 

そういった方々はいつもフロー状態に入っていそうですね。

 

 

ジョブズさんに関しては本でも映画でも出てますが、

若い頃は「薬」をつかってそういった状態を敢えて感じていたそうです。

 

 

それだけ集中された状態や、

言い方変えれば雑念や余計な事を考えないで、

 

 

「いま自分はこうしたいんだ」

 

 

ということにまっしぐらになれる。

 

 

それがいつでも作り出せたらとも思いますが、

普通の人には簡単ではありません。

 

 

 

だからトレーニングをみんなするんですよね。

 

 

私もこの一年はずっとそうしてきました。

(その前からもですが特にこの一年は)

 

 

そうしているうちにどんな変化が自分の中で現れました。

 

 

面白かったのが、

その分ミスもしました。

 

 

本当に申し訳ないのですが、

 

 

目の前でやっている仕事に集中しすぎて、

ミーティングの時間になってもやめずに時間が過ぎていく。。。

 

 

しばらくしてふと我に返り、

 

「あ。。。」

 

とお詫びの連絡を入れたり。

 

 

そういうことが起こるようになりました。

 

 

ミーティングはすっぽかすけど、

目の前の仕事はめちゃくちゃ集中出来ている。

 

 

昔の自分であれば多分無理ですね。

 

 

ミーティングをすっぽかした自分を責めたと思います。

 

 

でも今はそうならないですし。

相手もなんか大丈夫です。

 

 

だってめちゃくちゃ仕事はしてますから(笑)

 

 

その分成果もでるし。

 

 

なんてやっていると「わがままな人」

と思う人もいると思います。

 

 

でもそれでもいい人、

と仕事をしていればいい。

 

もちろんそうでははくただルーズな人とは仕事したくありませんよね。

 

 

それは見ていればだいたい分かると思います。

 

 

(「わがままな人」って思い叱ってくださる方には、

 そうですね、ともちろんお詫びをします。)

 

 

 

自分がそういう体験をするようになったので、

人のこともわかるようになりました。

 

 

 

この人はただルーズなのか、

めちゃくちゃ集中してたり頑張っているからこそ、

そういう事が起こるのか。

(他のことに意識がむかなくなるなど)

 

そうなってくると、

そうれはその人の強みなんだな。

 

 

ということもわかってきます。

 

 

その仕事に対しては集中出来る人なんだ。

 

とね。

 

そしてその人が得意じゃない、集中しづらい、

そういう仕事は別の人が役割とすればいいのではないかな。

 

そう思います。

 

 

それぞれの役割です。

 

 

だから自分は自分の役割をしている。

 

周りのひともそうしている。

 

で助け合えばいいと思います。

 

 

そういう風に考えて仕事したり人と接していると、

集中力を高めやすくもなります。

 

 

なにかに集中できていると、

その間、幸せな気持ちで過ごすこともできます。

 

 

ぜひぜひ試してみてください。

 

 

 

〜ZiHiKiSha〜